モバイル TMS で環境に優しい 2 つのこと

稼働中のトラックにどの荷物がどのくらい載っているの?

トラックは今どこを走っているの?

リアルタイムで把握することが難しかったこの課題に取り組み、トラックの荷台を見える化、リアルタイムでトラックの状況を共有できるようしたのがバンテックのモバイル TMS です。

今回は、輸送を効率化して実現する環境に優しい 2 つのことをご紹介します。

 

1.CO2 削減で環境に優しい輸送

効率的に輸送を行うことで、地球環境にも大きなメリットが生まれます。それは、CO2 の低減効果です。

モバイル TMS で荷台を見える化すると、どのトラックにどのくらい空きスペースがあるかが視覚的にわかるようになります。

視覚的にわかる、というのが大きなポイントです。

どのトラックに、どのタイミングで、どんな形の荷物が積まれるかが分かれば、週単位、月単位、あるいは季節単位で荷量が変わる場合に、過去の同じ時期の実績から荷量を簡単に予測できます。

トラックの荷台に予測した荷物をパズルのように組み合わせて、荷台をできるだけいっぱいにしてトラックを稼働させる運行計画が実績データから視覚的に作成できるのです。

過去の実績から予測して荷台の空きスペース、あるいはトラックの台数自体を減らすことができるので、燃料使用量を少なくすることができます。自社の実績ですが、2019 年度のある特定拠点で、モバイル TMS のデータを活用して積載率を 6.95% 向上 (前年同月比)。その分の燃料を削減することができました。削減した燃料を CO2 排出量で換算しますと、年間 47,601 kg CO2 排出量が削減できたことになります。

 

2.ドライバーが働く環境にも優しい

トラックドライバーの高齢化や人材不足は、輸送業界では以前から深刻な問題になっています。

それに加えて、積込、積降時の待機時間の長さによる長時間労働も課題としてあり、トラックドライバーの人材不足はなかなか解決できていません。

モバイル TMS は、トラックのあらゆる情報を共有します。例えば、課題になっている待機時間はトラックごとに記録されます。このデータから、拠点別の混雑状況を予測して混雑時間を避け、到着したらすぐに作業ができる運行計画を組めるのです。荷主様や、パートナー企業様と実際のデータを見ながら運行計画を改善できるので、より現実的、かつ効果的な輸送が実施できます。積込・積降の待ち時間、それによるドライバーの勤務時間超過も減らすことにつながります。

SDGs の取組が盛んな今、モバイル TMS で優しい輸送を実施して、持続可能な豊かな社会を目指し、地球環境に優しい、働く環境にも優しい輸送を実現します。

 

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